Svetlana Svetikova - Slova

前回 Svetlana Svetikova について書いたのは 2011年7月でした。

今年の4月、休日の夕方に近くのスーパーに行ったら聞き覚えのあるメロディーが流れていて和みました。私は、そのメロディーを Slova (言葉) という歌で聞き覚えていました。

Razve ty ne znaesh がフランスのシャンソンをロシア語カバーしたらしいことは知っていたので、この歌も元はフランスのシャンソンなのかもしれませんが どなたかご存知?と、とあるところで質問したら早速教えてくださった方がいました。

Dalida & Alain Delon - Paroles, paroles

聞いてみると確かに、男性の独り言みたいなものもありますね。歌のタイトルも、男性の独り言も、フランス語からできる限りロシア語に訳していたんですね。これでなぞが解けました :)

ちなみに Svetlana Svetikova が出演して主題歌も歌っていた映画が Amazon に出品されてるぞ?でもこれは高いぞ!

というわけで最後にその映画の主題歌を張っておきます。高音部分が多いので歌うのは結構辛そうだし、のどを痛めそう。
Svetlana Svetikova- Pozovi menia
(SoundTrack from film, "Нас не догонишь")

タタール語インターネット音楽放送

タタール語のインターネット放送のチャンネルを Youtube に見つけました。

ТопКлип (TopKlip) ではじまる名前の動画で、過去のヒットチャートの放送も見られますね。45分くらいの長さなので、他のこと片づけながら聞きっぱなしにするのもいいですね

最初に見つけた 2014年3月の放送分ひとつだけを通しで聞いてみたのですが、なかなかいい曲がそろってます

大好きな Guzal Urazova とか Landysh とかも Top 10 に出てきてうれしい。でも他の歌手の名前が分からない。。。:-(

と思ったら、Youtube がたまたまお勧めしてきたほかの動画に第10位の(つまりこの Top10 で最初に紹介された)歌手の歌が出てきましたので、名前と歌のタイトルが分かりました。というか、他のことしながら聞いていたので一瞬名前が表示されていたのを見落としていたというオチ。

Диля Нигматуллина - Кил доньяга балам (Dilya Nigmatullina - Kil don'yaga balam タタール語) 意味はたぶん、私の子供よ、世界に来なさい (en: My child, come to world!) ウズベク語へは Kel dunyoga, bolam! と訳せそう

これもいい歌ですね

NIYAZ - Sabza Ba Naz

聴いたことのある曲がこれまた趣き深いアレンジされてる!

NIYAZ - Sabza Ba Naz (The Triumph of Love) (but I think it means "My Honey, Grass")

歌のタイトルの英語をそのまま信じると、「愛の勝利」だけれど、
ペルシャ語の親戚のタジク語の辞書を見ても、「愛の勝利」は思いつかない。
下記のウズベク語の歌のタイトルから類推すると、みどりちゃん、な意味?

ちなみに今まで聞いたことのあるメロディーは、ダリー語アフガニスタン)とかウズベク語ですが、これはダリー語と親戚のペルシャ語なんでしょうね。ちなみにこの NIYAZ さんは、イラン系アメリカ在住の人。

原型に近いのはこちらなんだろうと思います。1963 年生まれのアフガニスタン人の Faiz Karezi さんによる歌
Faiz Karezi - Sabza Ba Naaz Me Aayad

ちなみにタジキスタン風アレンジ
Shabnam Suraya & Jonibek - Sabza Ba Naaz

ウズベク語に少しタジク語(またはダリー語?)が入り混じっているアレンジもあったり。
私はこのアレンジが結構好き。
Rameen Omar Sharif, Nargiz - Sabza jan

みんなに愛されている古くからの歌なのかな、と思う





つくろうわが祖国

google 翻訳がウズベク語だけではなく、カザフ語にもタジク語にも対応したので、だんだんと困らなくなってきました。

6月はじめに見つけて気に入ったカザフ語の曲がこちら。

Lashyn というグループの、Jasa, twğan jerim という歌です。
意味は、「つくろうわが祖国」(en : make, my native land)
大昔の兵隊のよろいの展示がいつの間にか人が着ていて動いている という、ご先祖様万歳!カザフスタン万歳!な曲です

2分45秒からのびよ〜ん、びよ〜ん、となる口琴と しばらくしてかすかに低い野太い音で聞こえてくるホーメイがまた良いです(笑

ちなみにウズベキスタンの Hosila Rahimova さんの歌も口琴をたくさん使ってくれるので、びよ〜ん、びよ〜んぶりがたまらなく良いです。:)期待を裏切らない笑
Kuyov (en: groom, 新郎)

黄金のアフガニスタン展で一番感動したこと

先月、黄金のアフガニスタン展を見に、東京上野公園の国立博物館に行ってきました。

黄金のアフガニスタン展が告知されたときから行く気満々で、確か2月くらいには前売り券を買ってました(笑

見に行って一番感動したことは、tillya tepe という遺跡で発見された女性5人と男性一人の埋葬墓のうち、女性のほうの墓から ハート型の形をした小型のアクセサリーがどっさり出てきたことでしょうか。

同時に出てきたコインは西暦一世紀のペルシャのコインとか、中国の前漢時代の鏡とか一緒にでてきたらしい。そんな古くからハートマークってポピュラーだったんだ!と思いました。

ちなみに tillya tepe は現地の言葉(ウズベク語)で 「黄金の丘」という意味です、と解説にありました。本当かな、と思い、手元にある英語ウズベク語辞書を調べてみたところ、辞書にはそれぞれ、tilla (黄金) と tepa (丘) という形で載っていました。
Wikipediaウズベク語版 (Oʻzbekcha) でも Tillatepa と表記されていますね。

ウズベク語の勉強をしたときに、la にアクセントが付くと lya と発音する、ということを教わりましたが、tillya は、アクセントが la に付く例なのでしょうか。

イギリスで黄金のアフガニスタン展が行われたときの 紹介動画(英語)

さらに詳しく知りたい人のためにアフガニスタンの美術品についての本







春よ来い

春がらみでよく聴く好きな歌。

まずは タジキスタンの Nigina Amonqulova の Omad bahor (春よ来い : come spring!)
声をあらかじめ録音しておいて、口パクでテレビ番組したものだとおもいますが、聞いているだけなら問題なし(笑)

下記のような単語が耳に入ります
omad :来い 。動詞 omadan の命令形
guliston : 花畑

(2016年7月11日追記)
同じく、Nigina Amonqulova が歌っている動画ですが、これはロシアと中央アジアの首脳の何らかの会議のときに行われたイベントでしょうか。ちなみに観客席には、タジキスタンエモマリ・ラフモン大統領と、ロシアのプーチン大統領と ウズベキスタンイスラム・カリモフ大統領が並んで座っているのが分かります(開始から 1分目のところ)ちなみに横の人と話を少ししているのがカリモフ大統領で、眉毛の太い人がラフモン大統領で、その間にプーチン大統領が挟まれています。
Omad omadat gardam

「アルメニアの歌」というアルメニア語の歌

今年の夏にふと見かけた「アルメニアの歌」という意味の Hayastani Erge (歌手 Sofi Mkheyan)

(最初正確な意味がわからなかったのですが、音楽友達のS さんに教えていただきました。
ほかにも Lilit Hovhannisyan とか Karapetyan とかアンテナに引っかかる歌手がいるので、もっといろいろ調べると面白いんじゃないかなと感じました。だれかこの地域を詳しく調べて発表してくれる人がいることを希望(他力本願)

ちなみにとつぜんアルメニアの話が出てきてわけがわからないよ?と、言う人のために補足すると、ハヤスタンは、アルメニア人自身が自分の国をさして言うときの言葉。実はここでもスタンが使われているのです(笑

ところで2分55秒目から3分00秒まで、ヘリコプターから落下傘で降りてくる人が国旗を広げる場面があります。
2種類の国旗が広げられているのがわかりますか?

ひとつは赤、青、オレンジの アルメニアの国旗。これは当たり前ですね。あとで少年に手渡しているのもアルメニア国旗です。もうひとつは 赤、青、白のロシア国旗。

実は、アルメニアキリスト教系のアルメニア正教の国)とトルコ(イスラム教が主体の国)は過去に不幸なことがあったらしくて、とても仲が悪く、アルメニアにとっては、ロシア(同じくキリスト教系のロシア正教の国)が頼りになる国、という関係にあるそうです。ちょっとした歴史的な事情が垣間見えます

(2016年7月9日追記)
アルメニアのいろいろな歌手の歌が入っているアルバムを Amazon で見つけたので追記します。Sofi Mkheyan は、そのアルバムに入っていなかったので、彼女の別の歌を Amazon で見つけて付け加えておきます。